ホームページ制作の流れを5ステップでわかりやすく解説

吉成 俊治

ホームページ制作の流れを5ステップでわかりやすく解説

ホームページ制作を検討し始めたときに、多くの方が最初に悩むのが「何から始めればいいのか」「どんな順番で進むのか」「どれくらいの期間がかかるのか」という点です。特に初めてホームページを作る場合は、制作会社へ依頼するにしても、自社で進めるにしても、全体の流れが見えていないと不安になりやすいものです。

実際、参考記事でもホームページ制作は、いきなりデザインやコーディングに入るのではなく、目的の整理、要件の明確化、サイト構成の設計、デザイン・開発、公開後の運用といった複数の工程を段階的に進めることが重要だと説明されています。さらに、制作期間は小規模サイトでも数か月単位になるケースが多く、事前準備の質がその後の進行や成果に大きく影響します。

そこで本記事では、初心者の方にもわかるように、ホームページ制作の流れを5ステップに整理して解説します。あわせて、制作前に決めておきたいこと、つまずきやすいポイント、スムーズに進めるコツ、制作会社に依頼する際のチェックポイントまでまとめました。

「これからホームページを作りたい」「制作会社に相談する前に流れを把握しておきたい」という方は、ぜひ最後までご覧ください。

目次

ホームページ制作の流れを最初に理解しよう

ホームページ制作は、ただ見た目のよいページを作ればよいわけではありません。目的に合った情報を整理し、誰に何を伝えるかを決め、必要なページを設計し、公開後も改善していく一連の流れまで含めて考える必要があります。

そのため、最初に全体像を理解しておくことで、制作の途中で迷いにくくなり、制作会社とのやり取りもスムーズになります。流れを知らずに進めると、「必要なページが足りなかった」「公開後に更新しにくい構成だった」「問い合わせにつながらないホームページになった」といった問題が起こりやすくなります。

ホームページ制作は大きく5ステップで進む

ホームページ制作の流れは、細かく分けると多くの工程がありますが、初心者の方はまず次の5ステップで理解すると全体像をつかみやすくなります。

STEP
発注・依頼先の選定

自社で作るのか、制作会社へ依頼するのかを決め、依頼する場合は相談先を選びます。

STEP
企画の整理

目的、ターゲット、掲載したい内容、必要な機能、予算、スケジュールなどを明確にします。

STEP
サイト設計・要件定義

サイトマップやワイヤーフレームを作り、ページ構成や情報の優先順位を整理します。
「この後の工程がスムーズに進むかどうか」
「サイトの成果」
に大きく影響するため、ユニマではこの工程に時間を掛けます。

STEP
デザイン・制作

一般的にホームページ制作と聞いてイメージする部分がこの工程です。デザイン作成、コーディング、CMS構築、コンテンツ入稿などを行います。

STEP
テスト・公開・運用

動作確認をしたうえで公開し、その後も更新や改善を続けます。

この5ステップで考えると、「今どの段階にいるのか」「次に何を決めるべきか」が見えやすくなります。

ホームページ制作の全体像を把握することが大切な理由

ホームページ制作では、各工程が独立しているように見えて、実際には前の工程の内容が次の工程に大きく影響します。

たとえば、ホームページの目的が曖昧なままだと、どんなページを作るべきかが定まりません。ターゲットが曖昧だと、デザインの方向性や掲載する情報の優先順位も決めにくくなります。さらに、要件定義が不十分だと、開発段階で「必要な機能が入っていない」「思っていた仕様と違う」といった手戻りが発生しやすくなります。N-PLUSでも、要件定義は必要な機能や条件を明確にし、自社と制作者の認識を一致させる役割があると説明されています。

また、Web幹事では、見積もり・発注フェーズの準備がプロジェクト全体の成否を左右するとされており、初期段階で目的や要件を明確にすることが、後のトラブル防止につながると解説されています。

つまり、ホームページ制作を成功させるには、デザインや開発だけでなく、その前段階の整理こそ重要なのです。

参考記事

ホームページ制作にかかる期間の目安

ホームページ制作にかかる期間は、サイトの規模や機能、制作体制によって異なりますが、参考記事では2〜3か月程度から、内容によっては3か月〜半年程度を見込むべきと紹介されています。ユニマの場合、見積もり・発注フェーズが約2〜3週間、サイト設計・要件定義フェーズが1〜2か月、制作フェーズが約1.5〜2か月、全体では約3~4か月を最速の目安としています。

ホームページ制作が長引く主な理由は、制作会社の作業量だけではありません。発注側の確認、原稿や写真の準備、社内承認、修正のやり取りなどもスケジュールに影響します。特に初心者の方は、思っている以上に「決めること」と「用意するもの」が多いため、余裕を持った計画を立てることが大切です。

ホームページ制作を始める前に決めること

ホームページ制作をスムーズに進めるためには、制作に入る前の整理が欠かせません。この段階で方向性が固まっていれば、その後の設計やデザインもブレにくくなります。

ホームページを作る目的を明確にする

最初に決めるべきなのは、「なぜホームページを作るのか」という目的です。目的が決まっていないと、どんなページが必要なのか、何を優先すべきかが定まりません。

会社案内用なのか問い合わせ獲得用なのかを整理する

ホームページにはさまざまな役割があります。会社の信頼性を高めるための企業サイト、商品やサービスを紹介するサービスサイト、採用応募を増やす採用サイト、資料請求や問い合わせを増やす集客用サイトなど、目的によって最適な構成は変わります。

たとえば、会社案内が主な目的なら、会社概要、事業内容、実績、代表メッセージなどの情報が重要になります。一方で問い合わせ獲得が目的なら、サービスの特徴、導入事例、よくある質問、問い合わせ導線の設計がより重要になります。目的が違えば、トップページで見せるべき情報も、CTA(※)の置き方も変わります。

※CTA:「Call To Action」の略。購入、問い合わせ、資料請求ボタンなどの具体的な行動を促す「行動喚起」の要素。

公開後に達成したいゴールを決める

ホームページは公開して終わりではありません。公開後にどんな成果を目指すのかを決めておくことで、制作の方向性がより具体的になります。

たとえば、「月に10件問い合わせを獲得したい」「採用応募を増やしたい」「既存顧客からの閲覧性を高めたい」など、目標を明確にしておくと、必要な機能やページ構成を考えやすくなります。ゴールが曖昧なまま制作を始めると、見た目は整っていても成果につながりにくいホームページになるおそれがあります。

ターゲットとペルソナを設定する

目的を決めたら、次に「誰に見てもらいたいのか」を明確にします。

誰に見てほしいホームページなのかを具体化する

ターゲット設定では、年齢、性別、立場、業種、役職、課題感などを具体的に考えます。たとえば、「中小企業の経営者」なのか、「採用活動中の学生」なのか、「既存顧客」なのかで、使う言葉も必要な情報も変わります。

初心者の方がやりがちなのは、「できるだけ多くの人に見てもらいたい」と広く考えすぎることです。しかし、誰に向けたホームページなのかが曖昧になると、伝えたい内容もぼやけてしまいます。まずは最も重要なターゲットを定め、その人に必要な情報を優先的に設計することが大切です。

ユーザーの悩みや検索意図を洗い出す

ターゲットを決めたら、その人がどんな悩みを持ち、何を知りたくてホームページに訪れるのかを考えます。

たとえば、制作会社を探している企業担当者なら、「どんな実績があるのか」「費用感はどれくらいか」「自社の課題を相談できるか」といった点を知りたいはずです。採用候補者であれば、「どんな会社なのか」「どんな人が働いているのか」「社風はどうか」が気になるでしょう。

こうした検索意図や閲覧意図を先に整理しておくと、ページ構成や見出し、コンテンツの優先順位が決めやすくなります。ホームページは企業側が伝えたいことを並べるだけでなく、ユーザーが知りたいことに答える設計が重要です。

sample_ペルソナ
ペルソナのイメージ ※氏名・年齢等は実在しない仮想の人物のものです
sample_カスタマージャーニー
カスタマージャーニーのイメージ ※氏名・年齢等は実在しない仮想の人物のものです
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掲載する内容と必要なページを整理する

目的とターゲットが見えたら、次は「何を載せるか」を整理します。

会社情報・サービス紹介・実績・FAQなどを洗い出す

一般的な企業ホームページであれば、トップページ、会社概要、事業内容、サービス紹介、実績、よくある質問、問い合わせページなどが候補になります。業種によっては、採用情報、お客様の声、資料ダウンロード、ブログ、ニュースなども必要になるでしょう。

この段階では、まだ完璧に決めきれなくてもかまいません。まずは掲載候補を洗い出し、ユーザーにとって必要な情報を漏れなく整理することが重要です。N-PLUSでも、コンテンツ要件としてページ構成やレイアウト、掲載文章や画像の選定を具体化することが重要だと説明しています。

ユニマではサイト全体、ページ単位、コンテンツ単位で情報を整理し、関係者間で可視化することで漏れを防ぐよう工夫をしております。

サイトの構成やコンテンツ検討用資料のイメージ
サイトマップ・ワイヤーフレームのイメージ

優先順位を付けて必要なページ数を決める

すべての情報を最初から盛り込もうとすると、ページ数が増え、制作期間も費用も膨らみやすくなります。そこで大切なのが、優先順位を付けることです。

「まずは最低限必要なページで公開し、あとから拡張する」という考え方を持つと、スムーズに進めやすくなります。特に初めてのホームページ制作では、最初から大規模にしすぎるよりも、重要ページに絞って公開し、その後に改善を重ねていく方が現実的です。

予算とスケジュールを決める

制作内容を考えるうえで、予算とスケジュールの整理も欠かせません。

内製か外注かで必要な費用が変わる

ホームページは、自社で作る方法もあれば、制作会社へ依頼する方法もあります。自社制作ならコストを抑えやすい一方で、社内に知識や工数が必要です。制作会社へ依頼する場合は費用が発生しますが、企画、設計、デザイン、開発、運用まで専門的なサポートを受けやすくなります。

HubSpotでも、Webサイト制作の方法には複数のパターンがあり、目的や必要機能、社内体制に応じて最適な作り方を選ぶことが重要だと紹介しています。

公開希望日から逆算して進行計画を立てる

「できるだけ早く公開したい」と考える方は多いですが、実際には事前準備、確認、修正などに時間がかかります。そのため、公開希望日がある場合は、そこから逆算してスケジュールを立てることが大切です。

たとえば、展示会や採用開始時期、キャンペーン開始日などに合わせたい場合は、その日までに公開できるよう、原稿準備や承認期間も含めて計画しておきましょう。余裕のない進行は、品質低下や確認漏れの原因になりやすいため注意が必要です。

ホームページ制作の流れ5ステップ

ここからは、ホームページ制作の流れを5ステップで具体的に解説します。

STEP1 発注・依頼先の選定を行う

ホームページ制作を始める際、最初の分岐点になるのが「自社で作るか」「外部へ依頼するか」です。外注する場合は、どの制作会社に相談するかによって、提案内容や進め方、最終的な成果も変わってきます。

自社制作と制作会社依頼の違いを理解する

自社制作は、CMSやノーコードツールを使えば比較的始めやすい方法です。ただし、デザイン、文章作成、SEO、導線設計、公開後の改善まで自社で担う必要があります。

一方で制作会社へ依頼すると、プロの視点で企画や設計を進めてもらいやすく、要件整理やデザイン面でもサポートを受けやすくなります。Web幹事では、見積もり・発注フェーズを丁寧に進めることが後のトラブル防止につながると説明しており、依頼先選びは制作の成功に直結する重要な工程だといえます。

相談時に準備しておきたい情報

制作会社へ相談する際は、次のような情報を整理しておくと話が進みやすくなります。

  • ホームページを作る目的
  • 想定ターゲット
  • 参考にしたいサイト
  • 必要なページや機能
  • 予算感
  • 希望スケジュール
  • 用意できる素材の有無

参考記事でも、相談前に目的・予算・納期を明確にしておくことや、完成イメージに近いサイト事例を見つけておくことが、依頼時の成功ポイントとして挙げられています。

STEP2 企画を固める

依頼先が決まったら、次に企画を固めます。ここはホームページ制作の土台となる工程です。

目的・ターゲット・コンセプトを整理する

企画では、目的、ターゲット、競合との違い、自社の強み、ユーザーに伝えたい価値を整理します。ニジボックスでは、サイト制作の前半で「何を・どんな順でやるのか」を明確にし、設計に入る前の考え方を整えることが重要だと紹介しています。

この段階でコンセプトまで言語化できると、デザインやコピーの方向性も揃いやすくなります。たとえば、「信頼感を伝える企業サイト」「親しみやすく相談しやすいサービスサイト」など、目指す印象を共有しておくと、その後の判断基準になります。

参考記事

ニジボックス「Webサイト制作の流れを詳しく解説!制作を依頼する際の注意点も紹介」
https://blog.nijibox.jp/article/website_flow/

競合調査を行い方向性を明確にする

企画では競合調査も大切です。同業他社のホームページを見て、よくあるページ構成、訴求の仕方、掲載している情報量、問い合わせ導線などを確認しましょう。

競合調査の目的は、単に真似をすることではありません。市場の中でユーザーが何を期待しているかを知り、自社ならではの打ち出し方を見つけることにあります。競合に載っていて自社にない情報、自社にはあって競合にない強みを比較することで、差別化のヒントが見つかります。

ユニマでは「掲載されている内容(コンテンツ)」「各パーツの見せ方(UI・UX)」「検索上位対策(SEO)」の観点から競合調査を行い、サイト設計やデザイン制作における検討・判断材料としています。

sample_ベンチマークサイト分析サマリ
競合調査シートのイメージ

STEP3 サイト全体を設計する

企画で方向性が固まったら、サイト設計に入ります。ここで作るのが、サイトマップやワイヤーフレームです。

サイトマップを作成する

サイトマップは、ホームページ全体のページ構成を整理したものです。ニジボックスでは、サイトマップ作成の手順として、必要なページを洗い出し、それらをグループ化し、トップページを頂点にツリー状に整理する流れを紹介しています。

サイトマップを作ることで、「必要なページがそろっているか」「情報の分類に無理がないか」「ユーザーが迷わず目的のページへたどり着けるか」を確認できます。特に初心者の方は、いきなりページデザインを考えるのではなく、先に全体構造を整理することが大切です。

sample_サイトマップ
サイトマップのイメージ
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ディレクトリマップのイメージ

ワイヤーフレームでページ構成を決める

ワイヤーフレームは、各ページの情報設計図です。どの情報をどこに配置するか、どの順番で見せるかを決める役割があります。ニジボックスでは、ワイヤーフレーム作成の際に、掲載情報の優先順位を整理し、配置を決めてからツールで清書する流れが紹介されています。

たとえばトップページなら、ファーストビューで何を伝えるのか、その次に実績を見せるのか、サービス紹介を置くのか、問い合わせ導線をどこに入れるのかを設計します。ここで情報の順番をしっかり決めておくと、デザイン段階で迷いにくくなります。

sample_ワイヤーフレーム
ワイヤーフレームのイメージ

STEP4 デザイン・制作を進める

設計が固まったら、いよいよデザインと制作の工程に入ります。

デザイン作成で見た目と導線を整える

デザインは、単に見た目をきれいにする作業ではありません。サイトのコンセプトを視覚的に伝え、ユーザーが必要な情報へ迷わず進めるようにする役割があります。ニジボックスでは、デザイン作成の際には、コンセプトに沿ったデザインの方向性を言語化したうえで、一貫性を持って設計することが重要だと説明しています。

たとえば、信頼感を重視するなら落ち着いた配色や整然としたレイアウトが向いていますし、親しみやすさを出したいなら柔らかい色味や写真の見せ方が重要になります。見た目だけでなく、ボタンの位置、見出しの強弱、読みやすさなども含めて、ユーザーの行動を後押しするデザインにすることが大切です。

コーディング・CMS構築・コンテンツ入稿を行う

デザインが確定したら、実際にWeb上で表示できるようコーディングを進めます。必要に応じてWordPressなどのCMSを構築し、更新しやすい状態に整えます。あわせて、文章や画像などのコンテンツを各ページへ反映していきます。

N-PLUSでは、制作・開発フェーズではページ構造の設計からコンテンツ作成、デザイン作成、コーディングまでを丁寧に進めることで、質の高いWebサイトにつながると説明しています。さらに、要件定義では機能要件、非機能要件、コンテンツ要件、デザイン要件などを整理することが重要とされており、こうした前段階の整理が制作工程を支えます。

ここで注意したいのは、文章や写真が未準備だと、制作工程が止まりやすいことです。デザインや実装だけでなく、原稿と素材の準備も並行して進める必要があります。

STEP5 テスト・公開・運用を行う

ホームページは完成したらすぐ公開、ではありません。公開前のチェックと、公開後の運用がとても重要です。

表示確認や動作確認を行う

公開前には、パソコンとスマートフォンの両方でレイアウトが崩れていないか、問い合わせフォームが正常に送信できるか、リンク切れがないか、誤字脱字がないかなどを確認します。

特に企業ホームページでは、問い合わせフォームの不具合や情報の誤掲載は機会損失につながるため、丁寧なチェックが欠かせません。制作会社へ依頼している場合でも、最終的に自社視点で内容を確認することが大切です。

公開後は更新と改善を継続する

ホームページは公開して終わりではなく、そこからがスタートです。公開後は、情報更新、実績追加、ブログ運用、アクセス解析、問い合わせ導線の改善などを継続することで、成果につながりやすくなります。

Web幹事でも制作フェーズの最後に「リリース・運用開始」が置かれており、公開後の運用まで含めて制作の流れとして捉えられています。

とくに問い合わせ獲得を目的とする場合は、公開後にどのページが見られているか、どこで離脱しているか、CTAが機能しているかを見ながら改善を続けることが重要です。

ホームページ制作で初心者がつまずきやすいポイント

ホームページ制作では、初心者がつまずきやすい共通点があります。事前に知っておくことで、失敗を避けやすくなります。

目的が曖昧なまま制作を始めてしまう

もっとも多いのが、「とりあえずホームページが必要だから」と目的を曖昧にしたまま進めてしまうケースです。目的がはっきりしていないと、必要なページもデザインの方向性も定まりません。

結果として、会社紹介なのか集客なのか採用なのかが中途半端になり、誰にも刺さらないホームページになることがあります。まずは「何のために作るのか」を明確にすることが重要です。

必要な素材や原稿の準備が後回しになる

制作会社に依頼すれば自動的に進むと思われがちですが、実際には発注側の準備も多く必要です。会社概要、サービス説明、写真、ロゴデータ、実績情報などがそろっていないと、制作が途中で止まりやすくなります。

Web幹事でも、期間に幅が出る理由として、発注者側での確認や素材提供などがスケジュールに影響すると説明されています。

関係者の認識がそろわず修正が増える

社内で複数人が関わる場合、認識のズレが起きやすくなります。「このページはいらないと思っていた」「この表現は社内ルールに合わない」「先にこの情報を載せるべきだった」といったやり取りが増えると、修正回数が増え、納期も延びやすくなります。

そのため、企画や設計の段階で関係者の認識を揃えておくことが大切です。

公開後の運用まで考えずに作ってしまう

制作時点では見た目に意識が向きやすいですが、実際には公開後に更新しやすいことも重要です。更新のたびに制作会社へ依頼しないと直せない構成だと、ニュースや実績の追加が滞りやすくなります。

また、問い合わせ獲得を目的にしているのに公開後の改善計画がないと、思うような成果につながりません。制作時点から運用を見据えて設計することが大切です。

ホームページ制作をスムーズに進めるコツ

ホームページ制作を円滑に進めるには、いくつか意識しておきたいポイントがあります。

最初に必要ページと優先順位を決める

必要な情報を洗い出したうえで、優先順位を決めておくと、制作の判断がしやすくなります。最初からすべて盛り込もうとせず、まずは重要ページを整えて公開し、その後に拡張する考え方が効果的です。

参考サイトを集めてイメージを共有する

「かっこいい感じ」「親しみやすい雰囲気」といった言葉だけでは、認識がずれやすくなります。そのため、参考サイトをいくつか集めて、「このサイトの余白感が近い」「この構成がわかりやすい」といった形で共有すると、完成イメージを揃えやすくなります。参考事例を見つけておくことは、依頼時の成功ポイントとしても紹介されています。

更新しやすい運用体制を考えておく

ホームページは、公開後に誰が更新するのかを事前に決めておくことも重要です。社内で更新するならCMSの使いやすさが重要ですし、外部へ任せるなら保守運用の範囲や対応スピードを確認しておく必要があります。

制作会社とは確認事項と役割分担を明確にする

「どこまでを制作会社が担当し、どこからを自社が準備するのか」を明確にしておくと、進行がスムーズになります。原稿作成、写真撮影、素材支給、公開後の更新対応など、役割分担をはっきりさせることでトラブルを防ぎやすくなります。

ホームページ制作を制作会社に依頼する際のチェックポイント

制作会社へ依頼する場合は、価格だけで決めず、総合的に比較することが大切です。

実績や得意分野を確認する

制作会社によって、得意な領域は異なります。コーポレートサイトに強い会社、採用サイトに強い会社、SEOを意識した構成提案が得意な会社、デザイン性に強みを持つ会社などさまざまです。

自社が作りたいホームページの目的に近い実績があるかを確認すると、依頼後のミスマッチを減らしやすくなります。

見積もりの範囲と対応内容を確認する

見積もりを見る際は、総額だけでなく、何が含まれているかを確認しましょう。企画、構成設計、デザイン、コーディング、CMS構築、原稿作成、写真撮影、公開作業、保守運用など、会社によって範囲が異なります。

安く見えても、必要な作業が別料金になっている場合があります。見積もり内容を細かく確認し、不明点は事前に質問することが大切です。

公開後の保守運用に対応しているか確認する

公開後に更新や不具合対応をお願いしたい場合は、保守運用の有無も確認が必要です。ニュース更新を自社で行えるのか、軽微な修正は月額内で対応してもらえるのか、緊急時の連絡体制はどうかなども見ておくと安心です。

プロジェクトの進行能力に長けているか確認する

いくら入念に事前準備を行っていても、制作会社の担当者のプロジェクト進行能力が低いと進行が滞ってしまいます。逆に進行能力が高い制作会社の場合、事前の準備が多少不足していても次に対応すべき作業を明示してくれるため、進行における迷いやロスが少なくなります。

ユニマでは、発注側・受注側両方の経験がある事業会社出身の担当者がプロジェクトをリードします。進行が滞ってしまうようであればプロジェクト全体の立て直しも可能ですのでお気軽にご相談くださいませ。

ホームページ制作の流れに関するよくある質問

ホームページ制作はどれくらいの期間がかかる?

小規模なホームページでも、事前準備から公開まで2〜3か月程度を見込むケースが多く、内容によっては3か月〜半年ほどかかることもあります。必要なページ数、機能、原稿準備の状況、確認体制によって変動します。

ホームページ制作は自社でもできる?

CMSやノーコードツールを使えば自社制作も可能です。ただし、デザイン、構成設計、SEO、コンテンツ作成、運用改善まで含めると一定の知識と工数が必要になります。成果につながるホームページを目指すなら、目的や体制に応じて外注も含めて検討するのがおすすめです。

ホームページ制作を外注する場合は何を準備すればいい?

最低限、目的、ターゲット、参考サイト、必要なページ、希望スケジュール、予算感を整理しておくと相談がスムーズです。あわせて、会社情報やサービス情報、写真素材なども用意できると進行しやすくなります。

ホームページ公開後にやるべきことは?

公開後は、情報更新、実績追加、アクセス解析、問い合わせ導線の改善、SEOを意識したコンテンツ追加などを継続することが重要です。公開して終わりではなく、改善を重ねていくことで成果につながりやすくなります。

まとめ

ホームページ制作の流れは、単純に「デザインして公開する」だけではありません。
実際には、目的を決める、ターゲットを整理する、必要なページを設計する、デザイン・制作を進める、公開後に改善するという段階を踏みながら進みます。

今回ご紹介した5ステップで整理すると、初心者の方でも全体像を把握しやすくなります。

  • STEP1 発注・依頼先の選定
  • STEP2 企画の整理
  • STEP3 サイト設計
  • STEP4 デザイン・制作
  • STEP5 テスト・公開・運用

特に重要なのは、制作前の準備です。目的やターゲットが曖昧なまま進めてしまうと、途中で方向性がぶれやすく、手戻りや修正の増加につながります。反対に、最初の整理ができていれば、制作会社とのやり取りもスムーズになり、成果につながるホームページを作りやすくなります。

「自社の場合は何から始めればいいのか知りたい」「制作会社へ相談する前に整理したい」「問い合わせにつながるホームページを作りたい」とお考えの方は、まずは目的・ターゲット・必要なページの洗い出しから始めてみてください。

制作の進め方や自社に合った構成で迷う場合は、お気軽にご相談くださいませ。早い段階で相談することで、必要な準備や優先順位が明確になり、ホームページ制作を無理なく進めやすくなります。

※ユニマでは無理な営業行為は行っておりません。

ユニマのホームページ制作の流れについては以下のページでご確認いただけます


参考文献・出典

監修者情報

吉成 俊治

1978年 福島県郡山市生まれ。カルチュア・コンビニエンス・クラブグループにてTSUTAYA事業、Tポイント(現Vポイント)事業、DBマーケティング事業を経験し業務設計やシステム開発に携わる。2023年に株式会社ユニマ設立。企業のWebマーケティング支援をメインに、プロジェクトマネジメント、SEOコンサルティング業務を行う。
● 上級ウェブ解析士
● IMA(Internet Marketing Analyst)認定ホルダー

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